漫画家を題材にした漫画:「アオイホノオ」 島本和彦

  
アオイホノオ
 マン活王子の
 職業漫画書評点数!
 4
 5
 5
 この職業漫画は
 こんな人におすすめ♪
 ・叶えたい夢がある
 ・自信がない
 ・力をつけたい
 ・思い通りにならない
 ・壁を乗り越えたい
>>漫画家とは?

 ◆「アオイホノオ」 のあらすじ

大阪にある、大作家(おおさっか)芸術大学の映像計画学科に所属している、焔燃(ほのお・もゆる)。18歳。

1980年、日本の漫画、アニメ業界の常識が変わろうとしていた。
これまでは、有名な漫画家で固められた出版業界で、新人が活躍しにくかったけれど、絵が下手でも人気連載を勝ち取れる時代になっていた。

しかも、オリジナルではなく、パロディ感覚のものでも認められ、燃は、今ならプロの漫画家になれると確信していた。

ただ、その自信が、行動に移せない原因にもなっていた。

燃の所属するバトミントン部では、筋トレをしながら、先輩の趣味の落語を強制的に聞かされていた。

何度聞いても面白くなく、漫画やアニメを超える芸術などないと感じていた。

そんな苦痛な練習の日々だったけれど、年上のマネージャー、トンコ先輩に癒されていた。

トンコ先輩は、燃の漫画に対する情熱など、どんな話も聞いてくれ、天然系だけど、時々助言してくれるアドバイスが的を得ていた。

大学のキャンパス内はクリエイティヴな若者たちだらけで、燃もいつも漫画やアニメのことばかり考えていた。

手塚治虫が、今の発展した日本を作ったことに間違いはないけれど、手塚治虫は漫画もアニメもやっていたから、どちらに力あるか分からなかった。

漫画家、アニメーターのどちらを目指そうか悩んだ末、どちらも目指してみることにした燃。

だけど、トンコに、どちらにするか決めた方たいいと言われる。

漫画よりアニメの方が絵がうまい、俺は絵が下手だ・・・という理由で、漫画家が向いていると判断。

だけど、なかなか行動に移せず、週刊漫画を見ては、自分なりの評価をしていた。

さすがに、何かしなくては、と雑誌に自分の漫画を投稿することにした。

早速、原稿用紙に枠線をかこうとすると、手が止まる。
「プロのしきいは・・・意外と高いぜ!!」
どんなことに対しても熱い、燃。

燃の同期には、後にエヴァンゲリオンの監督となる、庵野(あんの)秀明がいた。

学校の課題を発表する度に、自分と庵野との才能の違いを見せつけられ、落ち込む燃。

だけど、何度も挫折しかけるのに、ありえなくらい前向きというか、自信がありすぎて、すぐに立ち直るのが、燃の長所。

漫画家を目指し、ライバルだけじゃなく自分自身と闘い続ける燃。

「アオイホノオ」は、実際の人気漫画について、燃が熱く語ったり、漫画好きにはたまらない作品だよ。

どんな目標でも、夢を目指している人は、、燃の決して諦めない姿に力をもらえるはずだよ。
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◆ 漫画家の漫画「アオイホノオ」について語る ◆

「アオイホノオ」を読んで漫画家になった人、
漫画家を目指している人のコメントも待ってるね♪


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