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介護福祉士の漫画:「ヘルプマン!」 くさか里樹

ヘルプマン
 マン活王子の
 職業漫画書評点数!
 5
 5
 5
 この職業漫画は
 こんな人におすすめ♪
 ・将来何をしたらいいか分からない
 ・やりがいのある仕事がしたい
 ・老人介護について知りたい
 ・夢を追い続けている
 ・人の役に立つ仕事がしたい
>>介護福祉士とは?

「ヘルプマン!」のあらすじ

短気で落ち着きがないが前向きな性格の恩田百太郎(おんだ・ももたろう)、悪ぶっているのに頭が良くクールでモテる神埼仁(かんざき・じん)。
家が隣同士で幼馴染の二人は、いつも一緒につるんでいた。

百太郎は、高校三年生で卒業も危うい状態なのに、進路について何も考えていなかった。
一方、仁は違っていた・・・。

ある日、長年の介護に疲れた夫が年老いた妻を殺すというニュースを見た二人。
「病院に入れたらよかったのに」と百太郎が言うと、仁は、
「病院は病人の入るところ。寝たきりは病気じゃないから入れない。老人ホームもどこも満員の上、お金がかかる。」
と冷静に答えた。

ある日突然、仁が学校を辞めると言い出した。
「必要のない高卒資格で半年棒に振るより早く現場経験を始めたい。
 3年の実務経験で国家試験を受けられるから老人ホームで働く。
 介護福祉士になる」
仁はさらに続けた。
「医療の進歩に、戦後のベビーブーム世代が加わって、日本は老人国になる。
 高齢化社会となり、介護保険も始まり、老人介護は福祉の領域からビジネスになる。
 営業しなくても人が押し寄せる、衰退しないビッグビジネスだ。老人介護は、不況の日本を救う産業だ。」

将来のことを何も考えていなかった百太郎は、親友の仁がそんなことを考えていたとは知らず動揺する。
上の空で歩いていると、車の走る道路をフラフラと歩いている老人を見つける。
よく見ると、老人ホームの名札を首からさげていた。

百太郎はすぐ老人ホームに電話しようとするも、手を離すとどこかに行こうとしたり、捕まえると噛まれ、それどころじゃない。
何とかごまかしながら、老人ホームまで無事送り届けた。

施設の従業員に、「痴呆老人を誘導できるなんてすごい」と言われた百太郎。
おじいちゃんは力強く歩いていたし、おにぎりも分けてくれから、痴呆があるなんて思いもしなかった。

おじいちゃんをおんぶしていた時におしっこをかけられた百太郎は、施設でシャワーを借りる。
着替えにと、施設のユニフォームが用意された。

実はこの老人ホームは、仁が勤務する予定の施設。
定員をはるかに超えた老人を扱う、特別擁護老人ホーム「あいらんど」だった。
百太郎は、仁と間違われたのだった。

そこへ本物の仁が現れる。
百太郎に気づいて驚いた仁は、「また俺のケツを追っかけてきたのか」とあきれる。

百太郎は、「俺は親友だと思ってたのに、仕方なく付き合ってやってるくらいにしか思ってなかったのか。だから介護の仕事のことも黙ってたのか」と怒り、仁と言い合いになってしまう。

突然、男性のうめき声が聞こえる。

百太郎が連れて来たおじいちゃんだった。
百太郎が部屋をのぞくと、おじいちゃんは転落などを防止するためにベッドの上で紐で縛られ、看護師に注射を打たれそうになっているところだった。

「無事だったら何をしてもいいのかよ!」と百太郎は怒り、紐をほどく。
その瞬間、嬉しそうな表情を浮かべるおじいちゃん。

けれど、その様子を見ていた主任から「何も知らないのに余計なことするな。お前が一晩面倒見てみろ。」と怒鳴られる。

百太郎はおじいちゃんと一晩一緒に過ごすことになった。
おじいちゃんは、所構わずおしっこをしたりうんちをしたり、いなくなったと思ったら、拾ったライターで火をつけようとしたり。
百太郎は手に負えなくなり、思わずおじいちゃんの口を手でふさぎ、紐でしばろうとする。

「大変なのは分かったけど、他に方法はないのか」と泣き叫ぶ百太郎。

家に帰った百太郎は、あんな世界見たくなかったと思いながらも、施設での出来事が頭から離れなかった。
そして、家にあった祖母の紙おむつを履き、おじいちゃんと同じように、弟に紐で縛ってもらう。

部屋に入ってきた母が、百太郎の姿を見て驚く。
百太郎は、
「体中がギシギシ痛い。肛門も膀胱もパンパンなのにおしっこもうんこが出ねえ。目がよく見えねえ。」
とつぶやく。
祖母が紐をほどくと、自然に涙が出てきた。

やっぱり縛っちゃいけない、でも縛らなきゃ仕方がない・・・

百太郎はどうすればいいのか、こんな将来が待っているのに人は何のために生きているのか、分からなくなる。

実際に自分が縛られてみて分かったことは、やっぱり仕方なくても縛ってはいけない、ボケていても寝たきりでも痛いし苦しいし悲しい、ということだった。

百太郎は、家族の前で、「老人介護の仕事をする!」と宣言。

そして、仁と同じ老人ホームで働き始めた百太郎。
失敗しながらも、普段何も言わない父の「男が一生の仕事を見つけたんならとことん突っ走れ」という言葉を胸に働き続ける。

百太郎は次第に介護の仕事にやりがいを見出していく。

くさか里樹の「ヘルプマン!」は、介護福祉士として働くこと、老人ホームの実態、過酷な現場の様子が分かる漫画だよ。
介護に関する用語の説明もあるから、老人介護、社会福祉の知識もつくよ。

痴呆のお年寄りは、何も分からないように見えるけれど、一人ひとりに心がある。
その気持ちを無視して、つい力づくで何とかしようとしてしまいがちだけど、どうして嫌がるのかを考えて対応すると、簡単に言うことを聞いてくれることもある。
どうしても言うことを聞いてくれない時は、1つのことに集中させる方法もある。
お年寄りには失礼かもしれないけれど、幼い子供と似ていることが多い。

介護の仕事は体力も精神力も必要だから、実際に働いてみたら想像とは違う・・・と辞めていく人も多い。
でも、老いは避けては通れないことだし、これからますます高齢化社会になる。
ヘルプマン!」は、介護福祉士を目指している人もそうでない人にも、多くの人に読んでもらいたい漫画だよ。

施設に入っても老後を楽しく過ごさせてくれる、百太郎のような介護福祉士が増えるといいね。

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介護福祉士の職業漫画「ヘルプマン!」について語る!

「ヘルプマン!」を読んで介護福祉士になった人、
介護福祉士を目指している人のコメントも待ってるね♪

整体師の漫画:「WAKIWAKIタダシさん」 阿部川キネコ

◆「WAKIWAKIタダシさん」 のあらすじ

四瀬正(ただし)は、曲がったことが大嫌いな性格で、骨のゆがみも許さない、凄腕接骨医。
元患者の妻・つかさは、巨乳でおっとりした性格。
天然系の看護婦コスプレをした受付嬢。

正は、名札のゆがみも許さないほどの完ぺき主義者。
世界中の人の背骨をまっすぐにするのが夢。
少しでも猫背の人を見たり、ゆがんだ背骨を見てしまうと、治したくて仕方なくなり、後をつけそうになる。
そんな正がストーカーにならないかと心配するつかさ。

横座りや姿勢の悪さも許さず、人前でも整体をぽきぽきと行ってしまう。
色っぽいAV女優の患者が、あえぎ声を上げても、全く動じない。
つかさが飼っているフェレットのピョンちゃんの背骨までまっすぐにしたがるんだ。

お色気シーンもありながら、まっすぐな背骨を目指すただしさんの仕事ぶりが描かれた4コマ漫画。

個性あふれた患者や治療師仲間も登場しながら、整体の知識も得られる漫画だよ。
⇒ 全巻チェックする!

>>整体師とは?

 

◆ 整体師の漫画「WAKIWAKIタダシさん」について語る ◆

「WAKIWAKIタダシさん」を読んで整体師になった人、
整体師を目指している人のコメントも待ってるね♪

監察医の漫画:「きらきらひかる」  郷田マモラ

監察医の漫画:「きらきらひかる」  郷田マモラ


◆「きらきらひかる」 のあらすじ

25歳の独身女性、天野ひかる。
毎日のように母からお見合いをしろとうるさく言われているんだけど、
ひかる本人は結婚する気がなくて、自分の仕事のことばかり考えていた。

ひかるは子供の頃、痛かったお腹を病院の先生が少しの話とちょっと触っただけで治してくれたことに感動して、
自分も医師を目指した。
在学中、なかなか何科の医師になるかを決めれずにいたんだけど、自分の身近で起きた事故をきっかけに
死んだ人の言葉を聞いてあげたい、と監察医なることを決意した。

監察医は、亡くなった人の体を切り開いて、死因を調べるのが仕事。

ひかるは、よく、若いから、女だから、と軽く見られがちなんだけど、
実は、T大医学部を首席で卒業した超エリート。
教授も気づかない些細な手がかかりも見逃さないほど優秀なんだ。

ある日、老人と幼児の溺死遺体の検死をすることになったひかるは、
現場で亡くなった老人の顔を見て驚く。
子供の頃、遊んでくれたホームレスのおじちゃんだったんだ。

大雨の中、子供と遊んでいたホームレスが、子供を川に誘って溺れさせた、
という周りの声に違和感を覚えるひかる。

「おじちゃんがそんな危険なことさせるだろうか・・・」

ひかるは、目撃者の話を聞いたり、現場を調べたりしながら、本当の死因を探っていく。

ある日突然事故や事件に遭い、伝えたい想いも伝えられず命を落としてしまった人達。
そんな声をひかるが代弁する・・・。

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>>監察医とは?

◆マン活王子の職業漫画書評点数
  リアル度 ★★★★★
  モチベーション ★★★★★
  ストーリー性 ★★★★★
 
 
◆こんな人におすすめの職業漫画♪
  法医学に興味がある
  研究が好き
  真実をしりたい
  仕事に燃えたい
  

 

◆ 監察医の漫画「きらきらひかる」について語る ◆

「きらきらひかる」を読んで監察医になった人、監察医を
目指している人のコメントも待ってるね♪

看護士の漫画:「ナース・ステーション」 島津郷子

看護士の漫画:「ナース・ステーション」 島津郷子

 
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                              >>看護士とは?
 

◆ 看護士の漫画「ナース・ステーション」について語る ◆

「ナース・ステーション」を読んで看護士になった人、看護士を
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看護師の漫画:「おたんこナース」  佐々木倫子

看護師の漫画:「おたんこナース」  佐々木倫子


◆「おたんこナース」 のあらすじ
東京K病院に勤務する、似鳥(にたとり)ユキエは、病棟勤務5週目の新米ナース。

電車の中で、つり革を持っている人達の腕を勝手に見定めて、あれは注射がしにくい血管だと
にらみつけるという、ちょっと変わった女性。

仕事場では、先輩看護師に怒られながらも何をしていいか分からず、びくびくしながら廊下をさまよっている。
でも、患者さんの前では満面の笑顔を忘れない!?

ユキエは、苦手な患者と喧嘩をしたり、仕事が楽になるとポケットに物品をつめこみすぎて失敗したり、
毎日奮闘しながらも一生懸命働いている。

作者は、「動物のお医者さん」で有名な佐々木倫子。
独特の画風でとっつきにくい人もいるかもしれないけど、病気や死をテーマにした医療漫画なのに、
重くなく、人間味が感じられる絵だよ。

原案は小林光恵。
看護師経験があるから、医療現場の実態が垣間見れるよ。

糖尿病、癌、認知がかった患者さん等、様々な病気の患者さんと接する中で、
ユキエが一人前の看護師として成長していくお話だよ。

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>>看護師とは?

◆マン活王子の職業漫画書評点数
  リアル度 ★★★★☆
  モチベーション ★★★★★
  ストーリー性 ★★★★★
 
 
◆こんな人におすすめの職業漫画♪
  
  人のために働きたい  
  夢を追いかけている
  やりがいのある仕事がしたい 
  仕事で挫けそう
  元気が欲しい

 

◆ 看護師の漫画「おたんこナース」について語る ◆

「おたんこナース」を読んで看護師になった人、看護師を
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医師の漫画:「ラディカル・ホスピタル」 ひらのあゆ

医師の漫画:「ラディカル・ホスピタル」 ひらのあゆ

 
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                              >>医師とは?
 

◆ 医師の漫画「ラディカル・ホスピタル」について語る ◆

「ラディカル・ホスピタル」を読んで医師になった人、医師を
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医師の漫画:「メスよ輝け!!」 高山路爛/やまだ哲太

医師の漫画:「メスよ輝け!!」 高山路爛/やまだ哲太


◆「メスよ輝け!!」 のあらすじ

ある夜、救急車で運ばれてきた少女。
吐血し、血圧は下がっていた。
けれど両親の話によると、信じている宗教の教えで、輸血はできないとのことだった。

このままでは手術どころか命を救うこともできない。
出血部を風船のようなチューブでおさえているけれど、それも2、3日が限界。
3日以上押さえつけていたら、食道の粘膜が圧迫壊死を起こしてしまう。
そしてチューブを除いた時にはまた出血が起こる。

手術以外で出血を止めるのは難しいという医師・丸橋の話を聞いて、途方にくれる両親。

丸橋は第二外科の医師・野本に手術を依頼するため状況を説明。
18歳の少女がバリックス(静脈瘤)の破裂で3日前に吐血したこと、
止血方法を色々行ったが内科的にはうまくいかなかったこと。
硬化療法(静脈瘤に硬化物質を注入してかたまらせて止血すること)も試みたけれど
止血はできなかった。

なぜ18歳で静脈瘤なのか不思議に思った野本は、丸橋から、少女がウイルソン氏病だと聞かされる。
輸血を拒否している患者に手術を行えば、医療訴訟になる恐れもある、
院長に話を持っていった方がいいという野本に、
「院長にあずければ第一外科の当馬(とうま)に話がいく」と丸橋。
一同表情が固まる。
「輸血なしではいくら当馬でもどうにもできないはずだ」
第二外科のメンバーは優秀な当馬を敵対視していたんだ。

病院長の島田に近江大の卜部(うらべ)教授が電話が入る。
次期助教授の最有力候補だった野本を紹介したのだからそれなりの配慮をしてもらわないと困る、
中堅の総合病院に外科が2つもあるのは不合理、
それに当馬は野本より3つ年下で学位も取っていない、
普通は国公立の大学病院で学位のないものが上に立つことはない、
外科を一本化し、野本をトップにという話だった。

島田は、当馬は内外に信望が厚いし、教授でもあえて学位をとらない者もいる、
10年間におこなった学会報告、論文の数も多い、
手術も消化器系に限らず、乳がんから肺のオペまでレパートリーが広く、
技術も確かな外科医はめったにはいない、と当馬をかばう。

当馬は院長に呼び出される。
院長から少女の病状、輸血拒否について聞かされる。
ひどい貧血だった。
第二外科から家族へは、輸血ができないならどうしようもないと伝えてあったが
当馬の評判を聞いた家族はあきらめきれず、院長と当馬宛てに、
意義不服を申し立てないから手術をしてほしい、という手紙を持ってきたのだ・・・。

当馬は、脳死・心臓死問題で臓器移植できなかったり、助けられる命ばかりではないことに
葛藤しながらも、ただ命を救うことだけを考え、闘い続けるよ。

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>>医師とは?

◆マン活王子の職業漫画書評点数
  リアル度 ★★★★☆
  モチベーション ★★★★★
  ストーリー性 ★★★★★
 
 
◆こんな人におすすめの職業漫画♪
  
   
  人の命を救いたい
  夢を追いかけている
  仕事で挫けそう
  理想と現実の違いに悩んでいる
  強くなりたい

 

◆ 医師の漫画「メスよ輝け!!」について語る ◆

「メスよ輝け!!」を読んで医師になった人、医師を
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