ジュエリーデザイナーの漫画:「ピンキーリング ジュエリー・コネクション」 野間美由紀

  

◆「ピンキーリング ジュエリー・コネクション」 のあらすじ

薬指は、特別な人から特別な指輪をはめる指だから大切な人のためにとっておきたい、
と指輪は小指のピンキーリングにしている高岡美鳥(みどり)。

宝石(ジュエリー)が好きな美鳥は、オカモト貴金属に入社してすぐ
自分でデザインしたピンキーリングを作ってもらった。

アクセサリー部のジュエルブティック・ロゼで働くこと二年。
いずれは制作の仕事をしたいということで、希望していたリフォームコーナーへ異動となった。
これで憧れのジュエリーデザイナーも夢じゃない!と喜ぶ美鳥。

だけど、異動早々失敗をしてしまう。
中年女性から修理依頼で預かったリングの石の名前を預り証に書いてしまったんだ。
自分達の店で販売したものならともかく、持込の場合は、その場で鑑定できないから
本物だろうが偽造品だろうが、品物の形状だけを書くことになっていた。

自分の間違いに気づかず、異動が嬉しくてウキウキしながらアパートへ帰る美鳥。
アパートの近くで、制服姿の高校生らしき美少年に声をかけられる。
「このあたりに学生証落ちてなかったでしょうか」

少年は、強風でコンタクトがとれてよく見えないと言う。
真っ赤で痛そうな目を見て、美鳥は、
「アパートが近くだから目を洗っていく?」と声をかける。

部屋で話をしていると、少年は、
「岡本晴臣(はるおみ)、ハルでいいよ」
と名乗り、いきなり美鳥にキスをしてきた。
「子供だと思って油断したの?女の人のひとり暮らしで無用心だ」
と言う晴臣に、美鳥は、
「ガキのくせに大人をなめるんじゃない」
と言い、頬をひっぱたいた。

「次からは気をつけてね、美鳥サン」と出て行った晴巨。
何故か自分の名前を知っていた・・・。

翌日、修理に出したリングを取りに来た女性は、出来上がった指輪を見て、店長を呼べと言った。

美鳥は、店長に問い詰められる。
女性客が、ダイヤモンドを預けたのにジルコンになっていると言っている、
本当にダイヤモンドか確認したのか聞かれる。
だけど、美鳥は、ダイヤだと言う女性の言葉を信じて、そのまま預り証に書いてしまったのだ。

この店がジルコンにすり替えたんだ!と騒ぐ女性。

伝票にダイヤモンドと書いてしまったため、どうしてもダイヤを返さないといけなかった。

自分が弁償するとは言ったものの、OL2年目の美鳥にすぐに払える金額じゃなかった。
何年かかけて給料から引いてもらうしかない、と思いながらも、騙されたことが悔しくて仕方がなかった。

考え事をしながら歩いていると、サングラスの男性にぶつかってしまう。
その男性は、昨日店に来ていた人だった。

「君ロゼの店員さんでしょう、今日は大変だったみたいだね」
と声をかけられた美鳥は、思わず泣いてしまう。

男は、梶野史朗(しろう)と名乗り、美鳥の話を聞いてくれた。
女性客からお金を取り戻したいという美鳥に、
「協力する、ただし方法は自分で考えろ、俺は手伝うだけだ」と言う梶野。
そして梶野にキスをされた美鳥は、自然に体を許してしまう。

短大の時も恋人がいたのに外せなかったピンキーリングを美鳥は外す。
自分の中で何かが変わった瞬間だった・・・。

美鳥は、初めて本物のダイヤを見せてもらった時から宝石に関する仕事に就きたいと思っていた。
自分がただの石なのか、少しでも光る部分があるのか、自分を磨いてみたかったから。

ダイヤモンドの研磨剤は、ダイヤモンドの粉。
ダイヤモンドは一番硬い鉱物だから、他のものでは磨けないんだ。
小さな面をひとつひとつ光らせるには、ダイヤ同士をぶつけ合うしかない。
そのことを知った美鳥は、
色々な人に出会い、自分も光ってみせる、
それで傷ついてしまうなら自分はダイヤにはなれないんだ、
と東京で働くことを決めたんだ。

「ピンキーリング ジュエリー・コネクション」は、ジュエリーデザイナーを夢見て
ジュエリーショップで働く女性が、宝石をめぐるミステリーに巻き込まれながら成長していく物語だよ。
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◆ ジュエリーデザイナーの漫画「ピンキーリング」について語る ◆

「ピンキーリング」を読んでジュエリーデザイナーになった人、ジュエリーデザイナーを
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