代議士の職業漫画:「加治隆介の議」 弘兼憲史

  

代議士の職業漫画:「加治隆介の議」  弘兼憲史

代議士の職業漫画「加治隆介の議」
◆あらすじ

丸講物産株式会社 食料品本部農産部で課長を務める、加治隆介。

元建設大臣・加治元春の次男で、東大・法学部卒というエリートコースを歩んできた。
妻と子供は有名校進学のため、加治と離れ、鹿児島の加治の実家で暮らしていた。

そんな加治には愛人がいた。
同じ職場の部下、一ノ関鮎美。
周りに知られないよう、社内でこっそり連絡を取り合っていた。

ある日、大学時代の友人、今は大手新聞社・大日新聞で政治部キャップとして働いている
大森から電話が入った。
2人の共通の友人である倉地が、アメリカから帰ってきたと。
倉地は、外務省大臣官房企画官・匿名担当準課長職として海外へ赴任していた。
3人とも大学時代、ラグビー同好会に所属していた親友で、久しぶりに会おうという誘いだった。

加治が待ち合わせの料亭に着くと、2人はすでに来ていた。

昔を懐かしみながら食事をしていると、政治についての話となる。

政治の世界にいる加治の父には、黒い噂があった。
仕手グループ「ヤマネコ」が乗っ取りをかけた「光田工業」の調停の場に顔を出していたという事件。

倉地は、役人である自分が冷静に見ても、私腹を肥やすようなことをするタイプじゃない、
理想主義者で立派な政治理念を持った人だと加治の父を擁護する。

そして大森は、新聞記者として、加治元春の本音を知りたいと思っていた。
光田工業事件に関してはスケープゴート(身代わり)だったかもしれない、
加治の父が口を割れば総理大臣の足元まで火がついてしまう事件だと言う。

政治家の親を持ちながらも、親父と俺とは関係ないと政治に関心を示さない加治。

食事が終わった後、約束があると二人と別れた加治が向かった先は、
青山グランドホテル。
部屋にいたのは、愛人の鮎美だった。

その晩、事故は起こった・・・。

深夜、ホテルで寝ていた加治のポケベルが鳴り響く。
会社に電話をかけると、加治の父、元春が死んだと連絡があったとのことだった。

元春は、講演会の帰り、加治の兄・春彦の運転する車で事故にあったのだ。
二人とも選挙活動で飛び回っていたため、その疲れが事故につながってしまった。

加治にとっては、実の父が亡くなるという大変な出来事なはずなのに、
子供の頃から政治家の父親を肉親と思ったことがないのもあってか、冷静に聞き入れていた。
そして、すぐに新聞記者の友人・大森に電話をかけ、
特ダネをやる、今なら明日の朝刊のしめきりに間に合うと、
自分の父の事故死を伝える。

加治は、父と兄が運ばれた、鹿児島医科大学付属病院へ向かう。

鹿児島の実家で過ごしている間、一度は峠を越した兄が危篤状態に・・・。

父と兄が力を合わせ、迎えようとしていた次の総選挙。
その思いを無駄にしないためにも、今まで築き上げた「加治元春」という地盤を
引き継ぐ強力な人材が必要だった。
できればその地盤を崩さないためにも、血のつながりがある世代交代が望ましい。
加治は、総理大臣から直々に次の総選挙に出馬して欲しいと要請があった。

でも、政治に関心のない加治は、「お断りします」と一言で片付けて東京へ帰ってしまう。

後援会長の山本は、そんな加治を東京まで追いかける。
そして、20年前に元春から送られてきたという手紙を加治に見せる。
そこには父の遺志、自分の息子たちに対する想いがつづられていた。

山本は、泊まっていたホテルで偶然、加治と鮎美がもめている姿を見てしまう。
加治本人にも、将来のために身辺はきれいにしておくように告げ、
愛人である鮎美にも近づく。
でも、鮎美には・・・・。

代議士の職業漫画「加治隆介の議」は、若い力がみなぎる、熱い想いを持った加治が、
政治の世界に真正面から向かっていく姿が共感を呼んで、
若手政治家のバイブルのような存在にもなった漫画だよ。

※「議」とは、理屈のこと。

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>>代議士とは?

◆管理人書評点数
  リアル度 ★★★★☆
  モチベーション ★★★★★
  ストーリー性 ★★★★★
 
 
◆こんな人におすすめ!

  正義感がある
  自分の道が正しいか迷っている
  夢を追いかけている
  曲がったことが嫌い
  強くなりたい

 

◆ 代議士の職業漫画「加治隆介の議」について語る ◆

「加治隆介の議」を読んで代議士になった人、
代議士を目指している人のコメントも待ってるね♪


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