料理人の職業漫画:「大使閣下の料理人」  かわすみひろし/西村ミツル

  


◆「大使閣下の料理人」 のあらすじ

在ベトナム日本大使公邸料理人・大沢公(こう)は、ベトナムの市場で
グエン外務大臣を迎える設宴のための食材を探していた。

なかなかいい食材がないし、お金を支払おうとしたらストリートチルドレンの少女に
一枚お札を抜き取られる。

公邸に生ける花を買いにきた、大使公邸料理補助、ミン・ホア。
ベトナム語でホワは「花」のこと。
名前どおり、スラリとしてキレイな女性。
バツイチのホワは、女手一つで子供を育てていた。
日本語に堪能していて、ベトナム語を話せない公のサポート役。

公は、ホワに、
「ここまでベトナムがひどい状態だと思わなかった
 使えそうなのはその場で絞めた鳩か鶏くらい」
と言うと、
「ミスターも普通の「お茶漬けナショナリスト」なのですね」
と言われてしまう。

お茶漬けナショナリストとは、外国から帰ってきてお茶漬けを食べて、
やっぱり日本はいいなというような日本人のこと。

「外国の欠点を見て自国がすばらしいというのは愚か
 ベトナムはまだ戦後20年、 もっと温かい目で見てやってください
 日本を基準にしたら毎日イライラすることばかりでしょ
 ベトナムの常識は、日本のモノサシで測れるものではない」
と言われ、お客さんに気持ちが伝わる料理を作るためにベトナムにきた公は、
ここでできる最高の料理を考えなくては、と気持ちを改める。

日本では、銀座のホテルで働いていた公。
完全分業制で何百人分もの料理をお客様の顔を見ずに作ることに納得いかず、
最高の食材を使っても気持ちのこもっていないスカスカの料理よりは
ありふれた食材だけど気持ちのいっぱいこもっている料理の方がいい
とホテルを辞めて、ベトナムに赴任する大使の公邸料理人の面接を受けたんだ。

在ベトナム特命全権大使・倉木から、
「なんのために公邸料理人になったのか」と聞かれた公は、
「気持ちが伝わる料理をつくるため
 途上国には先進国の人間が忘れてしまった食べ物に対する真摯な気持ちが残されているような気がする
 この国の人たちと皿の上で会話がしてみたい」
と答え、
「面接で給料のことを聞かなかったのは君だけだ
 本来職人というのはそういうもの」
と気に入られて採用となったんだ。

突然仕事を辞めて外国に行くと言い出した公に激怒する妻・ひとみ。
だけど、
「外国で自分の腕を試してみたい」
と強い意志を見せる公に男気のあるひとみは、
「絶対に「何か」をつかんで帰ってくるのよ」
と公を送り出す。

日本大使館員・古田誠一、市場に住む少女アイン、など周りに助けられながら
公は、公邸料理人として力をつけていく。

大使の客をもてなす公邸料理。
漫画の中で、作り方や食材についての説明があるから、
知識がつくし、公邸料理人の仕事ぶりがよく分かる漫画だよ。

2002年(平成14年) 第6回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞受賞作!
2015年には、新春ドラマとして、嵐の櫻井翔主演でドラマ化もされた。
ドラマでは描かれなかった、公、ホワ、古田の男女関係についても、原作漫画では楽しめるよ。

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◆ 料理人の職業漫画:「大使閣下の料理人」について語る ◆

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